教習所には繁忙期と閑散期がある
教習所に通った経験のない方にはわからないと思うのですが、実は教習所には混雑している時期・そうではない時期があるんです。混雑している時期を「繁忙期」。混雑していない時期を「閑散期」といいます。混雑していないければ問題なく進むのですが、混雑していると、例えば、クルマが足りなくなって実技の予約ができなかったりして、スケジュールどおりに進まなくなってしまう可能性があります。そうなると、休みの日を割いて講習を受けなければならなくなったりしますので、心配であれば、閑散期を狙うのもひとつの手です。閑散期はお得な時期でもあります。
教習所の繁忙期は2〜3月と7〜9月
繁忙期、いわゆる、教習所が混みやすくなる季節は、2〜3月と7〜9月と言われています。2〜3月は新生活の始まりや就職時期と重なってしまうため、どうしても免許を習得したいと考える人が増えてしまいます。最も教習所が忙しくなるのが7〜9月です。7〜9月は学生さんが夏休みの期間となるため、免許を取得するのに絶好の機会となるわけです。学生さんは金銭的に厳しいのが普通ですので、少しでも安く免許を取得したいということで、「合宿免許」に流れてきます。
混雑していると通常の教習所通いでは実技の予約がとれなかったりして何かと大変です。ただ、混雑していても、合宿免許であれば、計画どおり進めるようにスケジュールが組まれているので、基本的には問題なく進みます。なので、学生の方でもそうでない方でも大きな心配はいりません。教習所が“多少賑わっている”、ただそれだけのことです。
逆に学生さんなんかは、盛り上がっているほうがいい、ということで繁忙期を好んで選んでいたりもします。合宿免許で友達をつくる、という方も多いです。
合宿免許の狙い目は5〜6月と10月〜11月の閑散期
学生が夏休み期間となる7月下旬〜9月上旬は特に混雑しやすく、また、2月上旬〜3月下旬は、進学・就職までに取りたいという受講者が多くなるため、混雑します。となれば、他の時期を狙うようにすればいいのです。
最も混雑しにくいのは5〜6月、または10月〜11月です。5月は新生活のスタートや就職の直後であるため、6月は梅雨の時期とかぶるため、10〜11月は学生生活が再スタートするため、といったようにそれぞれに閑散する理由がはっきりとあります。この時期、教習所はすごく空いていますので、実技はもちろん、学科の静かな雰囲気の中で受けられます。
さらに言えば、閑散期には費用も安くなる傾向にあります。閑散期はどの教習所も受講生を集めるのに必死でして、受講生が少なくなることを危惧して、費用が繁忙期に比べて安くなることがあります。一般的に1月、4月、5月、6月、10月、11月に安くなる傾向にあります。雪国では寒くなる12月に安くするところもあったりします。